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ノンマルト通信Express

フリーランスで自由自治

年の瀬 雑感

所感

買い物がてら図書館に寄るつもりで、車を走らせた。途中、給油の為にガソリンスタンドへ寄ると、洗車コーナーに車の行列が出来ていた。年末の大掃除と同様で、愛車を磨いて新年を迎えたい気持ちは分かる。

気付いたら、もう年の瀬である。どうやら今日で仕事納めの職場が多いらしい。車で溢れかえるガソリンスタンドの中には、明日から帰省や旅行に向かう人達もいるのだろう。今でも世間では、年越し・正月が人生の一大イベントらしい。

ここ数年は、正月を迎える事にあまり感慨が湧かなくなった。年中一人で過ごしているので、新年も通常の月替わりと大差ない。買い物は年末年始も出来るし、ATMも動いている。

挨拶回りに行くような営業先はない。大して数字に結び付かないので、顧客への年賀状も出すのをやめた。

正月やお盆、ゴールデンウィークにわざわざ連休を取らなくても、暇な体なので毎月長期の連休がある。あまり休みが長過ぎて不安になる位だ。

今更、愚痴を言っても仕方がない。浮世は覚悟でなったフリーランスだ。来年で16目を迎える。

いつまでやれるか分からない。先々を考えても、思い通りにならない事の方が多い。良かれと信じていた希望や目標が、却って自分を苦しめる事になると、40歳を過ぎて思い知った。

冷静に考えれば、右肩上がりの将来設計なんて有り得ない。年をとっても記録を伸ばし続けるスポーツ選手がいるだろうか。永久に負けないチャンピオンがいるだろうか。

達成感の喜びなんて、やがて煙の様に消えていく。信用や実績も、たった一度の躓きで崩れる脆い看板でしかない。結局、手に入れて保持出来るものなんて何もないのかもしれない。

自己啓発にかぶれていた10年前の自分に会ったら言ってあげたい。「見栄を張らなくていい。大きな夢は持たなくていい。誰も君の事なんて見ていない」

冷たい気持ちではない。むしろ労りの心から、そっと声を掛けてあげたい。

 

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