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ノンマルト通信Express

フリーランスで自由自治

今年もやっぱりワンコイン定食

街探訪

今年初のワンコイン定食は、やはり大宮の松乃家で迎えた。オーダーはチキンモモカツ定食500円、安い・おいしい・腹いっぱい。

正月気分もあっという間に過ぎ去って、勤め人や学生が街を行き交っている。ビッグターミナル大宮駅周辺は、いつもの喧騒を取り戻して、老若男女がそれぞれの人生を演じている。

デパートやスーパーは、早くも節分やバレンタイン商戦に振り替えて、客の心理を煽っている。それが過ぎれば、雛祭りに花見だろう。年がら年中、人の財布を狙っているのが、名の知れた企業の浅ましい実態だ。

とは云いながら、世間の波を感じるから、人は変化に気づく事ができる。無風状態では、生きている実感が薄れていき、虚無の世界に落ち込む。

気に入らない波も沢山ある。自分で波を起こす力はないので、抗いながら少しでも身に適う流れに辿り着きたい。

大宮に来ると、僕もまた違う人生をやり直せるのではないか、そんな希望が束の間だけど湧いてくる。東京では挫折した自由人への夢が、この街にいる間だけ、心の中で自然にシミュレーション出来る。

僕が大宮で食べるワンコイン定食は、肉体のみならず、何よりも心への栄養補給なのである。ある人は、ホテルのラウンジでコーヒーを飲むことが、心の栄養に繋がるのかもしれない。人それぞれが、自分に合う環境・空間がある。

500円の定食で希望が湧いてくる。なんてコストパフォーマンスの良い人生だろう。こちとら世を拗ねて、惰性で貧乏生活を続けている訳ではない。貧乏にも風流がある。貧乏にも計略がある。貧乏でいることは、生活の知恵でもあるのだ。

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