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ノンマルト通信Express

フリーランスで自由自治

幸福のハードルを下げる

所感

ここ数日で計画がバタバタと失敗した。見事に全部裏目に出た。ビジョンはしっかり目に映っていたが、現実がそれを許可してくれない。「もしかしたら、いけるかも」と内心勝利を予感していたので、その分失望が大きい。

追い打ちをかける様に、別件のトラブルも表面化してしまった。沈み続けた人生を、ここらで再起を図ろうと気持ちが上向きかけていたのに、すっかりやる気を無くしてしまった。

こんな惨めな思いをする位なら、始めから何もしない方がマシだ。失敗続きの人生で、自分がやさぐれてしまった事が、痛いほど身に沁みる。希望なんか持つから失望するのだ。社会や他人なんか信頼しない方がいい。少なくとも裏切られる気遣いが減る。

結局、思い通りにならないのが人生なのだ。下手な小細工で夢に縋るよりは、自分の小さな人生を受け入れて諦めた方が、精神衛生上好ましい。何度も何度も頭をぶつけて、敗北した方が楽な面もあると知った。

はっきりしよう。願いは叶わない。今ある生活で妥協するしかないのだ。自分が何でも出来ると思うから不満に思うのであって、自分には何も出来ないと思えば、今の生活に疑問を持つこともない。

なまじっかな夢や希望は残酷だ。理想を描くから、心が渇き苦しむ。高い目標を掲げるから、身動きが取れなくなる。

今ここで出来る事をすればいい。今とは違う別の人生なんて描かなくていい。手の届かない本物より、手元にあるイミテーションの方が貴重なのだ。

冷静に観察すれば、人間なんて本当はただ生きているだけの代物だ。理由なんかない。それぞれが勝手に理由をつけて、思想や理念にこじつけながら、必死に演技を続けている。

観客もいないのに、一人芝居をして苦しんでいる道化者が、他ならぬこの僕だったのだ。

身の程を弁えない幸福度の基準の高さが、僕に焦りや苛立ちを及ぼしていた。一時ハマった願望実現や成功法則は、結局は無い物ねだりをこじらせるだけだった。

思い通りにならない人生と握手するしかない。今の生活を有難いと思って受け取ろう。

娑婆気が尽きる事はないが、突き詰めてしまえば「毎日食べ物があって寝る所がある」、それで万事OKと思うことにしよう。

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