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ノンマルト通信Express

フリーランスで自由自治

夜中に黒白波を買いに行く

お酒

言葉で幾ら取り繕ってみても、心のモヤモヤが消えない。結局、現実は変わらないのだ。負け惜しみを言ってごまかすよりも、素直に不貞腐れよう。

頭を空っぽにするつもりで、セガール映画を観ていた。思いのほか作品は面白かったが、まだまだ心が晴れない。続いて、YouTubeで昔の「やすきよ漫才」を見て、笑いに救いを求めた。

子供の頃に当たり前に見ていたテレビ番組だが、昨今の低レベルな芸能界に比べると、格段に面白い。缶チューハイにカップ酒を飲み足しながら、しばし浮世を忘れたい。

夜中1時を過ぎて、酒が飲み足りない。まだまだ夜中を過ごしていたい。やはり酒は瓶で常備しておくべきだな。思い切って、酒を買いに出ることにした。

夜中の1時半、外気は冷たく人も車も通っていない。白い息を吐きながら、夜中でも営業しているスーパーまで歩いた。

酒売り場の品揃えは貧弱だが、そんな店でもさつま白波は売っている。どこでも手に入る流通量こそが、商品にとって何よりも強い優位性なのだろう。

今晩は黒白波を選んだ。そのままでもお湯割りでも、当たり前に飲み易い。迷うことなくこのラベルを手にする素直さが欲しい。

高くて滅多に手に入らないプレミアム焼酎なんて飲まなくていい。いつでも気軽に手に入る幸せに、人々はなかなか気付かない。

お金の悩みは尽きないが、飲みたい時に酒を飲む余裕はまだある。夜は寂しい住宅街だが、夜中でも開いているスーパーまで歩いて買い物が出来る。体力は大分落ちたが、病気やケガもなく健康な体だ。

そろそろ夜中の3時を迎える。やすきよ漫才は、益々ヒートアップして観客の笑い声につられてしまう。黒白波のお湯割りが甘い。

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